宿便という言葉を聞いたことがあると思います。宿便ときくと、腸内にこびりついて、出て行かない便をイメージしますよね。
腸とは、常に動いているので、そもそもこびりついている場所がありません。
腸につまってしまった便が宿便というのも間違いです。更に腸の壁も、新陳代謝によって定期的に剥がれ落ち、新しい細胞によって作り替えられています。
古くなった腸の細胞は、便と一緒に体外に排泄されるのです。
そのため、腸のひだの間にこびりついて、何年も滞在し続ける宿便があるというのは間違いなのです。
宿便とは、単純に、便秘によって体外に排泄されずにいる便のことをさします。
つまり、排泄リズムがきちんとできていて、便秘ではない方は宿便がないことになるのです。