日常的に便秘になりやすい方は、本当に頻繁に起こりますし、なかなか根本からの解決は難しいので、便秘をついつい放置してしまったり、軽くみてしまいがちです。
しかし便秘を放っておくと、激しい腹痛や吐き気をもよおすことがあります。
この場合は、腸閉塞を疑った方がいいでしょう。
腸閉塞とは、その名の通り腸が塞がれてしまっている状態のことです。
便秘が常態化していると、どんどん溜まった便が腸を塞いでしまうことがあるのです。
これを糞便性腸閉塞といいます。
人間の消化器官は口から肛門まで、一本でつながっています。
そのため、どこか一部分でもふさがってしまうと体に大きな影響を与えてしまいます。
糞便性腸閉塞の場合は、激しい腹痛や吐き気です。
ここまで放っておくことは殆どないですが、深刻なケースでは、腸が破裂してしまう可能性もあるのです。
糞便性腸閉塞は、急に起こるものではありません。
慢性的に排泄されずに体内に残った便がどんどん硬くなって、少しずつ腸を塞いでいくことで起こります。
そのため症状は少しずつ出始めるので、つい気づかない、ということもあります。
しかし完全に糞便性腸閉塞になってしまうと、病院で治療を受けなければ完治はしません。
日ごろから便秘気味で、激しい腹痛があった場合は速やかに病院に行きましょう。