便秘を改善したくて、乳酸菌やヨーグルトを摂取しても、腸内の細菌のバランスが崩れている便秘の状態では、悪化することがあります。
乳酸菌サプリメントや、ヨーグルトは便秘になる前の予防対策として効果を発揮するのです。
便秘を改善するには、悪玉菌を減らして、善玉菌を増やす必要があります。
そもそも、実験で乳酸菌やビフィズス菌を人やマウスが摂取したことによって、体内に様々な影響を与えたのはヨーグルトを大量に摂取したからではありません。
ヨーグルトを大量に摂取することによりも、善玉菌のエサになる様々な種類の多糖類を摂取した方が、より効果を得られます。
そして、腸内の善玉菌は30種類以上いるのに対して、ヨーグルトに含まれている善玉菌は一般的に1、2種類です。腸内環境を整えるには、全然たりないのです。
更に、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維などの多糖類から、腸内環境を整える物質を合成します。
ヨーグルトにはこの多糖類は実はそれほど含まれていません。そして、この多糖類はなんと悪玉菌の働きを抑制する効果もあります。
便秘となって、腸内の細菌の崩れたバランスを改善するには、ヨーグルトよりも多糖類を摂取することが効果的と言えます。