便秘の改善のためには、便秘の症状に合わせて対策をする必要があります。
よくある便秘の症状の一つに、便意があって、お腹も張っている感覚がある。でもお通じがない、というものです。
このような場合は、弛緩性便秘の可能性が濃厚です。
弛緩性便秘は、日本人が最も多く悩んでいる便秘の一つで、改善するには時間がかかります。
弛緩性便秘の根本的な原因は、筋力が足りずに腸の運動機能が弱まってしまうことです。
そのため、日ごろ運動をしないデスクワークの方、筋力がもともと弱い高齢者や女性がかかりやすいのが特徴です。
筋力が衰えてしまっていたり、足りないと、内臓を支えることができずに、腸も体内でたれさがってしまいます。
そうすると腸が本来の運動をできずに、便がうまく運ばれないで溜まってしまうのです。
腸の中で便が溜まっているので、便意はあるのですが、筋力が足りないので、便を外に出すためのちからもたりません。
結果として、便がどんどん溜まってお腹が張ってしまうのです。